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【福岡の歯医者が語る『入れ歯』コラム 第1回】
“ 入れ歯は人工臓器”
(ホワイトエッセンス ビーズデンタルオフィス 院長:石川 昌嗣)
みなさんは入れ歯がどんなものと思われますか?

正式名称は、総入れ歯が「総義歯」または「全部床義歯」。
部分入れ歯は「部分床義歯」といいます。
「床」というのは歯茎とあたる部分のことを指します。「義」には本来のものではないが、仮にそのようになったものという意味があります。

つまり、入れ歯は歯の代わりのようなことをする人工臓器で、手や足を失った方々が使用する義肢(義手や義足)と同じ役割を担う大変重要なものとなります。

入れ歯が義手や義足違うところは、入れ歯を形にするのは技工士さんですが、型取りから設計・製作の一部・装着や調整まで歯科医師が行います。しかし、義手や義足は医師ではなく、すべて専門の技術者が行います。

ですから「入れ歯」は、使う方々の気持ちになって製作し、調整を繰り返さなければなりません。これには我々歯科医師も相当な覚悟が必要だと考えています。

当たり前ですが、入れ歯には既製品がなく、すべてオーダーメイドです。それは残っている歯や歯茎の状況、お口の中の形やあごの動き方、筋肉のつき方、患者様の感覚など、どれ1つとして同じものがないからです。

形を作るだけであれば、入れ歯作りは、さほど難しいことではありません。しかし、入れ歯で困っている方は多いのはなぜか!それは、入れ歯は石膏模型上で作るからです。

具体的に書くと、歯茎の柔らかさ・歯の動き度合い・歯槽膿漏(歯周病)の進行具合・頬の内側の入り込み状態・舌の大きさや動き・お口の中の筋肉の動きなど、これらを石膏模型で正確に再現することは不可能です。
このため、お口の中での適合度合いや咬み合せ、舌や頬や口唇やお口の中の筋肉と調和させるための調整を行います。たまに「無調整でした!」という方がいますが、それは患者様の入れ歯への許容量が大きいために可能なことで、いろいろ細かく診ていくと必ず調整は必要になります。

どんなに優秀な歯科医師と技工士さんが作ったとしても調整は必要です。


次に入れ歯には利点と欠点、出来ることと出来ないことがあります。
痛い時もあれば外れる時もあります。
やはり、作った入れ歯がこうであると嫌ですよね。実は我々歯科医師も嫌なんです。苦しい思いをします。真面目に入れ歯を作る歯科医師ほどその苦しみは大きいはずです。

理由は、入れ歯の限界を超えていたり、慣れを待たなければならないことを知っているからです。つまり、患者様に我慢を強いてしまうことが、プロとしで辛いのです。

私が1つ言えることは、何回調整しても上手くいかず、すぐに入れ歯を作り変えることは良くないということ。

調整はやればいいというものではなく、どのタイミングでどの調整方法を行うかが大事!してあげたくても我慢することも必要。そうでなければ、結果として入れ歯はいつまで経っても使えるようにならない。
もし、本当に使えるようになって欲しいなら、出来ることはやっても、やってはいけないことはどんなことがあってもやらない。患者さんも我慢しているのだから、我々も一緒に我慢する。入れ歯を作るときの約束です。



【コラム協力】
ホワイトエッセンス ビーズデンタルオフィス 院長:石川 昌嗣
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